RAWデータ現像の工程:撮影後に何をしているのか
「現像」という言葉はよく聞くけれど、実際に何をしているのかわからない、という方は多いと思います。Sunset Solsticeでの現像工程を、できるだけ具体的に説明します。
RAWデータとJPEGの違い
カメラで撮影した画像には、RAWデータとJPEGの2種類があります。JPEGはカメラ内で自動的に処理・圧縮されたデータで、そのまま使えますが、後から調整できる範囲が限られます。RAWデータはカメラのセンサーが記録した生のデータで、後から色温度・露出・シャドウなどを大幅に調整できます。
Sunset Solsticeでは、すべての撮影をRAWデータで記録し、現像ソフトで一枚ずつ調整してからJPEGに変換して納品しています。
現像の実際の手順
現像の最初のステップは、撮影した全カットの確認です。ピントが合っているか、表情はどうか、構図はどうかを確認しながら、納品候補のカットを選びます。この工程を「セレクト」と呼びます。
セレクトが終わったら、一枚ずつ調整を始めます。まず色温度を確認し、撮影時の光の色に合わせます。次に露出(明るさ)を調整し、ハイライト(明るい部分)とシャドウ(暗い部分)のバランスを整えます。最後に彩度と色相を微調整して、全体のトーンを統一します。
- セレクト(全カット確認・納品候補の選定)
- 色温度の調整(撮影時の光に合わせる)
- 露出・ハイライト・シャドウのバランス調整
- 彩度・色相の微調整
- JPEGへの書き出し・納品データの整理
現像にかかる時間
1枚あたりの現像時間は平均3〜5分です。50枚の納品であれば現像だけで2〜4時間、100枚であれば5〜8時間かかります。これが、撮影から納品まで2〜3週間いただく理由の一つです。
時間はかかりますが、この工程を省略するつもりはありません。撮影当日の光と空気を写真に残すために、現像は撮影と同じくらい重要な工程だと考えています。
現像の方向性(明るめ・落ち着いた色調・フィルムライクなど)については、事前のヒアリングでご希望をうかがいます。気になることがあれば、お気軽にご相談ください。